管理人の独り言
le monologue
橋村誠 個展「邪(ヨコシマ) 」
梅雨が明け季節が変わったので、ジュイエトップ画も変えました。
今回は、今展示中の『橋村誠 個展「邪(ヨコシマ) 」』から、作家さんの許可を得てクジラの絵を載せました。
最近はトップ画は、自分で写した写真を、季節にあったものを載せることが多く、たまに展示の様子とかを載せていましたが、久しぶりにトップ画に使いたいという絵画に出会いました。力強いクジラと鮮やかな色彩が夏にぴったりです。
この絵の作者の橋村さんは、武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科の2年生。ギャラリーに展示の相談にいらしたのが、今年の3月、まだ2年に進級する前のことでした。2020年の入学ですから、コロナ禍で大学内での学びは少なかっただろうし、そのうえ、この学科は新設とのことでした。通常ならば、芸祭などで、展示の経験をすることはできると思うのですが、それすらも中止だったので、展示の経験はないに等しいものだったと思います。
そういう中で、外部展示、しかも個展に挑戦しようという意気込みが素晴らしいと思います。大学のホームページによれば、『高度な「実社会における学び」を重要視』する学科だそうです。ネットで調べて、一からギャラリーをさがして、予約して、初個展をする、そのことがまさに「実社会における学び」なのではないかなぁと思います。
橋村さんは、今後どんどん活動を広げていくと思いますが、まずそのとりかかりをお手伝いできたことを嬉しく思います。
個展は20日まで、心の中を吐露するような激しさと若さを感じる展示です。感染に気を付けながら、是非お越しください。